ニュース

内窓を取り付ける前に知っておくべき7つの注意点

近年、窓のリフォーム工事として「内窓」が人気となっています。取り付けによる断熱効果だけでなく、比較的工事費用を抑えられる点や、短時間で工事が可能な点が人気の理由かと思います。また、リフォーム補助金の対象となっていることも人気を後押ししています。

このブログでは、内窓を取り付けるメリットについて、断熱性や防音性の向上などの点から実際の施工事例とともにご紹介してきました。


 ・ヒートショック対策に内窓を取付!【松川村 I様邸】

 ・断熱だけでなく防音も!内窓取付工事【安曇野市 M様邸】

 ・補助金最終年!お得に省エネリフォーム【池田町 H様】


内窓にはたくさんのメリットがありますが、取り付け前に知っておいていただきたい「注意点」もいくつかございます。

そこで今回は内窓取付の注意点と、解決のためのアドバイスを合わせてご紹介させていただきます。
 
内窓とは?
内窓とは、今ある窓の内側に取り付ける窓のことを指します。これにより窓が二重となり、既存の窓と内窓との間に空気層ができることで断熱性・防音性が向上します。また、内窓に高性能なガラスを選ぶことで、断熱性能をさらに向上させることも可能です。
工事が比較的短時間で完了し、費用も抑えられるため人気の窓リフォームとなっています。
 *********************************************
知っておくべき内窓設置の7つの注意点

1. 内窓の取り付け費用
内窓設置の費用は窓のサイズによって異なりますが、本体価格と工事費を合わせると1カ所あたり数万~数十万円程度かかります。
既存サッシの取替工事と比較すると低コストですが、家全体の窓に内窓を設置しようすると、思いのほか費用がかかってしまいます。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
内窓の取り付けには初期費用がかかりますが、取り付け後は冷暖房が効きやすくなるため長期に渡って光熱費を削減することができます。また、内窓の設置は省エネリフォーム補助金の対象となっているため、補助金を活用して工事費用を抑えることが可能です。
希望する窓すべてに内窓を取り付けるのが難しい場合には、寝室やリビングなど家の中で長い時間を過ごす部屋に優先して取り付けを行いましょう。
 
2. 室内空間が狭くなったように感じ
内窓は、今ある窓の室内側に設置するため、部屋がわずかに狭くなります。
部屋の大きさによっては圧迫感を感じたり、窓際に小物などを置くのが難しくなる場合もあります。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
内窓工事のお見積りを作成する際は、採寸のため現場にお伺いします。その際、内窓を設置する位置について具体的にお伝え致します。
出窓などの場合は取り付けスペースに余裕があり、比較的自由に内窓の取付位置を決められますので、外窓と内窓の間に小物を置くスペースを確保することも可能です。
また、内窓取付のスペースが足りない場合には追加の工事が必要な場合もございます。
お客様ご自身でも内窓設置後の様子をイメージして、日常生活に支障がないか確認を行ってください。
 
3. 窓の開閉が二度手間になる
内窓を設置すると、窓の開閉のために外窓と内窓の2枚を開け閉めする必要があります。
頻繁に換気などをされる方は負担に感じるかもしれません。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
開閉の手間が増えるため、最初は負担を感じるかもしれませんが、お使いいただくうちに慣れていただけるかと思います。また、開閉の手間よりも内窓の断熱性や防音性向上のメリットの方が大きいと感じられるかと思います。
ただし、縁側やベランダなど人が出入りするサッシの場合、内窓を取り付けると使い勝手が悪くなる場合があります。頻繁に出入りするような場所であれば内窓ではなく、今あるサッシを新しいものに取り換える「外窓交換」がお勧めです。外窓交換工事もリフォーム補助金の対象ですので、お得に工事を行うことができます。
 
4. 結露の発生はゼロではない
内窓の設置は冬場の結露対策としても非常に有効です。しかし、結露の発生を完全に防ぐのは難しい場合があり、内窓に発生した結露がカビやシミの原因になることがあります。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
結露は寒い時期に室内の暖かい空気が窓の表面で冷やされ、空気中の水分が水滴になることで発生します。特に夜間は外気と室内の温度差が大きくなるため、朝起きた時に窓が結露しているのを見ることが多いかと思います。
結露を防ぐには室内の湿度を下げることが有効ですので、就寝前に5~10分ほど窓を開けて換気を行うと、明け方の結露の発生を軽減することができます。内窓の結露を放置するとゴムや樹脂パーツのカビや変色の原因となりますので、定期的に拭き取るなどお手入れが重要です。
 
5. 掃除の手間が増える
内窓を取り付けると窓が二重になるため、掃除の必要なガラスが増えてしまいます。内窓と外窓を開閉して窓拭きを行うのは負担になるかもしれません。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
内窓は直接風雨にさらされないため、外窓ほど頻繁に汚れることはありません。
また、外窓と内窓の間は気密が高くなるためホコリなどが入り込みにくく、ガラスの表面も汚れにくくなります。
内窓取付でお掃除の手間が極端に増えることはありません。
 
6. 今ある窓の問題は解決しない
内窓は室内側に追加する窓のため、もとからある窓の劣化や不具合は解決されません。
外窓の気密性が低い場合、内窓の断熱効果が十分に発揮されないこともあります。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
内窓を設置する際には、もとからある窓も可能な範囲で建付け調整いたします。建付けが良くなるだけでも窓の気密性は向上しますので、内窓の断熱効果が発揮しやすくなります。
状態が悪く、調整だけで解決しない場合には、外窓自体の交換をご提案させていただくこともございます。
 
7. 内窓の樹脂の色で室内のイメージが変わる
窓周りは目につきやすいため、窓枠など内窓の樹脂パーツの色によっては、今までの室内の雰囲気やインテリアのイメージとは違って見えることもあります。
 
<小穴ガラスからのアドバイス>
内窓の枠や、ガラスのまわりの框(かまち)といった樹脂パーツは、いくつかの色からお選びいただけます。お部屋に馴染む色にすることで、違和感なくお使いいただけるかと思います。また、お部屋の模様替えなどに合わせて、あえて異なる印象のお色をお選びいただくのも良いかと思います。
また、ガラス部分に格子の入った内窓もございます。和風の格子デザインもありますので、張り替えが大変だった紙の障子も、和室の印象を損なうことなく内窓に取り換えることができます。障子を破るのが好きな猫ちゃんのいるご家庭にもお勧めです。


**********************************************


内窓には多くのメリットがある一方で、今回ご紹介したような注意点も存在します。
注意点をご理解いただければ快適に内窓をご使用いただけますが、お住まいの状況によっては外窓交換など別の工事を行ったほうが良い場合もございます。
窓のリフォームは頻繁に行うものではありませんので、お住まいの状況やご予算に合わせて長期的な視点で工事内容を決めることが大切です。

小穴ガラスでは、お客様目線でリフォーム工事をご提案させていただきますので、少しでも不安や疑問がある方はぜひ一度ご相談ください。



 

小穴ガラス 公式サイト
 
小穴ガラス お問い合わせフォーム

 

取扱いメーカー